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複雑でござる…。

昼めしのコーンパンを我慢した。
帰り道のコーラも我慢した。
高校生のオイラ、花のセブンティーン。

コツコツ季節に一度、池袋の中古レコード屋に出かけてた。
今みたいに情報も簡単に手に入らなかったから、
レコード屋に並ぶ輸入盤の山はまさに宝の山だった。

廃盤だったエルヴィス・コステロを手に入れた時は、
帰りの電車賃が足りなくなった。
仕方がないから子ども料金で帰ったら見事につかまった(笑)
足りなくなるのは分かってた。
それでも欲しかったんだ。

1枚のCDを何度も何度もくり返し聴いた。
流れてくる音楽を口ずさみながら、
英語のブックレットを辞書片手に必死で読んだ。
苦労して手に入れた音楽は、大袈裟に言えば世界のすべてだったわけさ。


今月11日から始まったLINE MUSIC。
料金体系はいくつか用意されているけれど、
最上位は月1,000円の定額で150万曲聴き放題。
すごい時代になったもんだ。

月末にはやっぱり定額のAppleMusicが世界100カ国以上で始まり、
1,000万曲聴き放題。
きっと、これから音楽の聴き方が大きく変わる。

1枚1,500円(≒当時マイレート15,000円)で買い集めた音楽が
月1,000円でほとんど聴けちゃう時代…。
電車賃は残しておけって、あの頃の自分に知らせてあげたい(笑)
気軽に音楽。それはそれでやっぱりステキ。
でも何となくさみしくもある。

何かを「所有する」って意味がますます薄らぐ現代。
15,000円で、
現物のレコード10枚を選ぶか、
月1,000円で15カ月色々聴きまくるか。

セブンティーンのオイラなら間違いなく後者。
でも40歳のオイラはジャケットを眺めつつの黄昏れ酒も知っているわけだ。
もちろん失われるものがあればこそ、
新しく生まれるものもあるはずだけどね。


「面白い映画が少なくなった。」
真実かどうかは分からない。
ただ映画館に行かない人が増えたよね。

彼女と手を繋いでドキドキしながらタイタニック。
広がる笑い声とか、映画館独特の一体的空気感。
家のテレビで眺めるDVDとはやっぱり違う、
1,500円の映画代が生み出すものは確実にあったはずなのだ。

不便さから生まれるサイドストーリー。
案外「思い出」ってやつはそんなところから生まれていく。

無駄から生まれる I LOVE YOU.
大人には説明できなかったあやふやなもの。
そういうものをオイラは愛し続けたい。
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Date:2015/06/27 22:34
category:日記 - 音楽

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